「気分転換で新しいクルマに乗り換えたい」「故障が多くなった」「車検のタイミング」など、クルマを手放す理由はさまざまです。
そんな現在乗っている愛車を売却したい場合の、クルマを売却する基本的な手順をご紹介します。
自動車を売却する方法は自動車ディーラーに下取りに出す、買取専門店に売却する、オークションで売却する、知人に売却するという4つの方法があります。それぞれメリットやデメリットがありますので、自分に合った方法を選択しましょう。
今回は一般的な買取専門店での売却手順を中心に解説していきます。
【メリット】売却先と次のクルマの購入先が同じなので手間が省ける
【デメリット】買取専門店に比べて査定額が安い場合が多い
【メリット】高額査定になるケースが多く、現金が手に入る
【デメリット】売却後に現金が手に入るまで少し時間がかかる
【メリット】中古車相場以上で売れることもある
【デメリット】個人売買なので手間もかかり、手続きも自分でする必要がある
最近ではインターネットで簡単にクルマの簡易査定を行なうことができます。クルマを手放すのですから、より高い金額で買い取ってもらいたいもの。そこでオススメなのがインターネットを利用したオンライン一括査定です。
車種や年式、走行距離などの情報を入力するだけで、複数の買取専門店の簡易的な査定額を知ることができます。複数の店舗に実際に行って買取査定してもらうには時間も手間もかかりますし、あくまでも概算ですが愛車の査定相場を知ることができるので積極的に利用してみましょう。
オンライン査定の査定額やディーラーの下取り価格などを参考に、高額で買い取ってくれそうな業者に査定依頼します。
最近では家や会社まで出張査定に来てくれる業者も多いので、忙しいようなら出張査定を利用しましょう。
もちろん店舗にクルマを持ち込んで査定してもらうことともできますので、都合の良い方法で日時や場所などを指定します。
出張査定の場合は家や会社など指定した場所、または店舗でクルマの査定を行ないます。査定の時には車検証や自賠責保険証、整備記録簿などクルマの状態がわかる書類を用意します。
カーナビやオーディオといった社外パーツが取り付けられている場合は製品補償書や純正パーツの有無がわかるとスムーズです。ローンの残債があるようならローン関係の書類なども用意します。
査定前には車内外をキレイに掃除しておきましょう。高額査定は査定員の印象が大事です。査定は１時間ほどかかります。査定後には査定額が提示され、査定額に納得すれば成約となります。査定額に不満があれば、別業者で査定してもらってもよいでしょう。
買取契約が決定すると業者から必要な書類などが提示されます。一般的にクルマの売却に必要な書類は以下のものになるので、先に用意しておくとスムーズです。
| 実印 | 印鑑証明 | 車検証 |
| 自賠責保険証 | 自動車税納付証明書 | リサイクル券 |
| 振込口座 |
| 譲渡証明書 | 委任状 |
愛車を買い取ってもらうお店を決めた後は、お店と引き渡しの日時や場所について打ち合わせを行ないます。クルマの引き渡し方法が決まったら必要書類を準備してクルマを引き渡します。この時に名義変更の手続きや支払い方法など、分からないことがあれば質問します。
ローン残債の処理や名義変更などが終了すれば、指定口座に査定額が振り込まれます。これで自動車の売却が完了です。自動車ディーラーの下取り、買取専門業者での売却どちらでも基本的な流れは同じです。
自動車ディーラーや買取専門店で自動車を売却する場合は、面倒な書類関係の処理を業者側で行なってくれる場合がほとんどです。しかし知人や友人に売る場合、またネットオークションを利用して個人売買する場合は名義変更などの作業を自分で行なう必要があります。
価格やクルマの状態などを相手に詳しく説明する必要もあるので、最低限の知識や経験が必要になってきます。
知人や友人、ネットオークションを利用して売買する場合は、以下のような書類を用意し、自動車の名義変更などの手続きを自分で行なう必要があります。
| 印鑑証明 | 譲渡証明書 | 委任状 |
| 車検証 | 自動車納税証明書 | 自賠責保険証明書 |
| リサイクル券 |
| 印鑑証明 | 車庫証明 | 申請書 |
| 手数料納付書 | 自動車税 | 自動車取得税申告書 |
| 印鑑 |
