e-POWERといえば日産の新しい代名詞となりつつあります。
ノートに初めて搭載されたEVの技術をコンパクトにまとめて費用を抑えた技術ですが、なんと5ナンバーミニバンの顔ともいうべきセレナにも搭載されると噂されています。
早ければ10月のモーターショーでの正式される見込みです。
もちろんまだまだ噂段階です。2017年7月22日現在、セレナにe-POWERが搭載されることは公式にはアナウンスされていません。
ですが、既に様々な自動車メディアでは既定路線かのように扱われていますので、いずれ搭載されるのは時間の問題と考えてよいでしょう。
燃費に関しては様々な憶測が流れていますが、JC08モードで25km/L、あるいは30km/Lを超えてくるだろうとさえ言われています。
なぜセレナに搭載するのか。やはりそこには日産としてもまずは売れ筋モデルに投入したいのでしょう。
セレナといえば日産車の中でも安定した販売台数を記録しています。2017年上半期に於いてもミニバン部門では販売登録台数1位を記録。
余談ですがノートに関しても実はコンパクトカー部門では2017年の上半期部門の販売登録台数1位。
これを見れば「日産は安泰」と思うかもしれませんが、残念ながら軽自動車を除けば日産で売れているのはこの二車種とも言えます。
なぜ売れ筋モデルであるセレナにe-POWERを搭載するのか。単純に考えたらあまり売れていないモデルに搭載した方が良いのでは?と思うでしょう。
セレナにe-POWERを搭載する理由は二つほど考えられます。
一つは単純にセレナの商品力アップ。2017年上半期のミニバン販売ランキングで1位を獲得しているとはいえ、ミニバンは激戦区です。うかうかしていては販売登録台数1位の座を脅かされるでしょう。
もう一点はe-POWERの普及です。極論ですが、セレナはe-POWERを搭載していないけど売れているのですから別に今すぐに搭載する必要はないでしょう。
ですが売れているからこそ、セレナにe-POWERを搭載することでe-POWERの存在をより多くの人にアピール出来ます。アピールして知名度を獲得出来れば、他の車種にe-POWERを搭載した際、「あぁ、e-POWERね!」となるのです。
日産としてはEVが思ったほどの成果を発揮出来ていない以上、新しい代名詞を求めているのですが、それがe-POWERなのです。
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