トヨタのプリウスは販売台数No1の地位を不動のものとして築き上げて来た人気車種です。
ハイブリッド車の代名詞のようなプリウスですが、長く利用していく場合に問題などは無いのでしょうか。
プリウスのバッテリーは2個搭載されており、駆動用のメインバッテリーと、アクセサリーやライト用の補機バッテリーが乗っています。
補機バッテリーは通常の車同様に12Vの小型バッテリーなので、こちらは寿命が約5年程度と言われており、通常の車検の際には交換を進められます。
こちらは汎用のタイプなので値段も数万円ほどで交換が可能です。
次に駆動用のメインバッテリーです。
こちらはハイブリット車のキモとも呼べるもので、このバッテリーが無いとハイブリッド車としては走ることが出来なくなるほど重要なもの。
このバッテリーは大型のものが後部座席の下に配置されており、もし交換などの必要がある場合は大きな修理代がかかってしまいます。
プリウスの駆動用バッテリーは、実はトヨタで新車購入時に以下の保証がついてます。
トヨタ公式サイト、ハイブリッド車についてのご質問
Q:ハイブリッド車の駆動用バッテリーの寿命を教えて。
A:駆動用バッテリー(リチウムイオンバッテリー・ニッケル水素バッテリー*)には寿命があります。
寿命は車の使い方、走行条件により異なります。
保証は新車を登録した日から5年間です。ただし、その期間内でも走行距離が100,000kmまでです。
*駆動用バッテリーの種類については、車種により異なります。
このように5年間10万kmまでは、もしバッテリー性能が劣化してアラームが出た場合は無料で交換してくれる状況になっていますので安心ですね。
プリウスのバッテリーは初代から数えて、2015年に発売された4代目までバッテリーも改良を続けて進化と遂げて来ました。
そのバッテリー性能は折り紙つきで、約10万km?20万kmまでの走行距離を走ったプリウスでも、駆動用バッテリーの交換を促すアラーム、ハイブリッド警告灯が全く点灯していない、というケースの中古車が多々出回っています。
さすがに初代プリウスを今更購入する人は少ないと思いますが、初期プリウスでは一部、性能に劣化があったケースがちらほら見受けられますが、それ以降の2代目からはほとんど警告ナシの状態で中古車が販売されています。
この為、現在で購入する中古車、新車に限らず、プリウスの駆動用バッテリーの交換は無しで廃車まで乗れると言えるでしょう。
先ほど初期型プリウスで一部問題があったケースをお話しましたが、この場合でも大抵は無償交換で済んでいるようです。
しかし、中には交換のお知らせを無視してしまい、交換されてないケースでバッテリー交換費用が何十万もかかった、と言った人も見受けられます。
それ以降の2代目以降は、ほとんどバッテリー交換の機会は無いと思いますが、何らかの理由で交換したケースだと、駆動用バッテリー14万+工賃3万ほどで交換が可能だとの事。
普通は発生しないのですが、もしハイブリッド警告灯が点灯してしまった場合、このくらいかかると認識して置いたほうが良いですね。
めったに無いケースですが、参考にして下さい。
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