軽自動車メーカーの雄、スズキ。決して軽自動車だけを販売している訳ではありませんが、そこにあるのはやはり「軽自動車メーカーとしてのプライド」でしょう。
特に安全装備からもその「プライド」が伺えるのではないでしょうか。
2つのカメラを搭載した衝突被害軽減システムです。こちらは「軽自動車初」を謳ったものです。
車体に2つのカメラを搭載。ステレオカメラ方式にすることで人の目と同じように左右のカメラが対象を捉えます。
サイズ、輪郭等から歩行者や車だと認識。また、区画線も認識するなどカメラが様々な情報を察知してくれるのです。
また、場所にもこだわっています。ワイパー茶道域にあるので雨天時でも作動してくれます。
この機能により、以下の機能を備えています。
また、オプションではありますが誤発信抑制機能も用意。いずれも「いざ」を察知し、ドライバーに危険を促したり、自動でブレーキをかけます。
軽自動車は事故に弱いとも言われていますが、デュアルカメラブレーキサポードは2016年度の予防安全性能評価に於いて最高ランクを獲得しています。
「軽自動車は安全に弱い」という風評と戦うべくスズキが投入した安全装備と言えるでしょう。
スズキのクルマにはデュアルカメラブレーキサポードだけが装備されているわけではありません。
例えば車線逸脱警報機能。およそ60km/hから100km/hで走行中に車線をはみ出した場合、ブザーやメーター内の表示灯で警報を発します。
先行者発進お知らせ機能も用意されています。シフトレンジが「D、L、N」の位置で先行者が発進し、およそ4m以上離れるとブザーによって発進をお知らせしてくれます。
こちらはメーカーオプションではありますが、およそ60km/hから100km/hにて走行中に車線に対して真っすぐに走っていない場合、「ふらつき」と判断。
ブザーやメーター内の表示灯にて警報を発します。ちなみにこちらも「軽自動車初」の機能になります。
このように、スズキの安全装備を見ると、「軽自動車だから」という妥協を感じさせません。
軽自動車初となる装備を多々搭載するなど、軽自動車の安全装備のベンチマークとなるべく意気込みを感じさせるものであるとともに、その先に自動運転が見えているのも言うまでもないでしょう。
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