下取りや査定額が高くなる高需要の時期というものがあります。新しい車に買い換える場合は、ぜひこの時期を狙って、新しい車の購入に当てる資金を少しでも増やしましょう!
この一番高くなる時期とは一体いつなのでしょうか?
自分が手放すタイミングが多そうな時期ってありませんか?
例えば、新車や中古車を購入する時、就職や進学、結婚、ボーナス、年度が変わる時など・・・色々とありますよね。
そんな時は新車が売れて、下取り車、つまり中古車がたくさん市場に出てきます。その中古車で魅力的な中古車販売イベントも打てるようになるんです。
ユーザー側の都合も市場に与える影響もありますが、同様にメーカー側にも色々な都合があるので、その都合を狙うと高く売れやすいということになるのです。
メーカー側の売りたい都合、それはなんと言っても決算です。
特に日本の車メーカーは世界的に見ても有名な強いメーカーが多いので、決算時期はもの凄く販売数をあげようとやっきになります。
営業マンにとっても会社から強いプレッシャーをかけられ、それこそ必死になって販売台数を稼がねばなりません。
その時期は、大体、3月前半の決算期、9月の中間決算期です。(3月中盤以降は逆に下がります。後述します。)
つまり、新車が良く売れる時期は3月と9〜10月です。
この時期はどこの新車販売メーカーもよりたくさん売って、より良い決算を迎えようと力を入れるんですね。
例えば、各種フェアや、試乗会、プレゼント会、郵送によるダイレクトメール、点検整備のお知らせ、など様々な取り組みを打って、販売台数をあげようと努力します。
また、最近は各種ネット会員の獲得などにも力を入れて、メルマガによるダイレクトメール販促なども行われます。
新車が良く売れるということは、その分、それまで乗っていた車が下取りされ、一時的に中古車が多くなります。
また、新車同様、中古車を販売する中古車販売店も、この時期に販売台数を増やし、売上を上げる必要があるため、販売に力を入れます。
しかし、中古車を多く売るためには、中古車の数を揃えなければ、そもそも売るモノが無いという事になります。だから、たくさん仕入れを行うんですね。
つまり、販売のための仕入れ需要が増えるのです。
このように、新車販売時期と中古車販売時期が連動し、その結果、需要が増え、下取りも高くなるんですね。
新車が良く売れ、中古車がたくさん出てくる時期は3月と9〜10月です。
この時期に合わせて販売する都合により、そこから約1〜2ヶ月前の1〜2月、7〜8月は高値傾向になります。
また、9〜10月、1〜2月はボーナス支給後の需要増加も望めます。
次に、次に中古車が安くなる時期は11〜12月と、3月中半〜6月です。
11〜12月は、新車の登録年度数を翌年に持ち越し、少しでも高い価値を保持するために購入が控えられるので、新車の販売台数が減る影響です。
3月中版は、既にその時期になると決算に間に合わないため、新車の販売台数をなるべく3月前半までに売り切った結果、3月中旬以降に需要が急速に低下します。
また、4月の年度が変わる瞬間に、4/1時点の車所有者を対象に自動車税が課税されるため、なるべくその前に売ってしまおうという人が多くなる事情もあります。
このように、高値傾向にある1〜2月、7〜8月に下取りを行なうスケジュールを組むことで、少しでも高く下取りしてもらえることが期待できるんです。
これまで述べたように、新車の購入と、愛車の下取りは、1〜2月、7〜8月をメインで動くのが良いでしょう。
ただし、需要が上がるからと言って、営業マンとの交渉が確実に有利になるとは限りません。
現在の愛車の適切な相場はいくらか、一般的な相場額をキチンと把握してから下取り交渉に挑みましょう。
交渉次第で購入予定の新車のグレードを1つ上げられる可能性もあるかもしれません。
損をして後悔しないためにも、適正な下取り価格を把握しておくことは、必須と言っても良いかもしれません。