家族連れや人数を多く運ぶ機会が多い方からの支持を集めているミニバン。各自動車メーカーとも特徴ある性能やデザインを搭載した車種を販売しています。そんなミニバンですが、次の車に乗り換える・事情があり手放してしまうなどで、買い取りや下取りに出す事もあります。そんな時に気になるのが「リセールバリュー(再販価値)」ではないでしょうか?
そこで今回は、「買取り・下取り査定時に高いミニバンはどれ?」と題して、リセールバリューの高いミニバンを、ランキング形式にしてご紹介します!リセールバリューを高めるコツについてもご紹介するので、近々ミニバンを査定に出す予定の方、必見ですよ!
ホンダを代表するミニバンとして高い支持を受けているのが、「ステップワゴン」です。
最新モデルでは、ホンダ車で初めて採用されたVTEC TURBOエンジンで、優れた走行性能と排気量を抑えた高い燃費性能、リアゲートを左半分だけ開閉可能にした「わくわくゲート」、3列目のシートを床下に分割収納可能した「マジックシート」、ミリ波レーダーを使った衝突被害被害軽減ブレーキ・車線のはみだしや歩行者との衝突を警告音で知らせてくれる機能などがセットになった「ホンダ センシング」・高速道路などでドライバーの疲労軽減に役立つ「アダプティブクルーズコントロール」など、車に乗る人全てに安全と安心を提供する機能が充実しています。
また、別グレードの「スパーダ」も、これらの装備が付いているとリセールバリューが高くなります。更に、ボディカラーもリセールバリューに関係があり、プレミアムスパイスパープル・パールなどの「パール系」だと人気があるので、リセールバリューも上がります。
これらの装備があるステップワゴンは、買取りや下取り査定でも高い評価が期待出来ますが、査定前に洗車や掃除、後付けのオプション品などは外しておくと安心です。
1991年に初代が発売されて以来、日産を代表するミニバンの一つとなったのが「セレナ」です。
初代モデルはバネットという車種のフルモデルチェンジ型として発売されました。当時では珍しかった助手席の下にエンジンを置いたキャブオーバー方式が採用されたのも特徴です。その後、現在まで4回のフルモデルチェンジを経て、現在は5代目として発売されています。また、通常グレードとは別に、外観や内装をクールにまとめた「ハイウェイスター」と呼ばれるグレードも追加され、一味違ったセレナを持ちたいと希望する若者を中心に人気が出ました。
現在発売されている5代目は、インテリジェントキーを持ったままスライドドアの下に足を差し込むと、自動でスライドドアが開閉できる世界初搭載の「ハンズフリーオートスライドドア」・高速道路上でのドライバーの運転を、クルーズコントロールの機能を応用した補助機能「プロパイロット」など、最新の運転技術が搭載されています。
更には、使い勝手を追及した機能として、キャップレス給油口や、窓の部分だけが開閉出来るバックドアなども搭載されています。
リセールバリューが高いグレードとしては、先ほどご紹介したハイウェイスターですが、後ろの席にモニターが付いていたりすると、更にリセールバリューが上がります。
2008年に発売が開始されたトヨタのミニバン「ヴェルファイア」も、リセールバリューが高い車種として、中古車市場では高値で取引されています。ヴェルファイアは、同じトヨタから発売されている「アルファード」の次に続く後継車としての認識もあり、トヨタでミニバンを購入する時に、比較される事の多い車でもあります。
現在、市場に出回っているのは、2015年にフルモデルチェンジされた2代目です。特徴としては存在感が強いフロントグリルや、木目調が際立つ内装、足回りにダブルウィッシュボーン式サスペンションを使い、高級ミニバンの名にふさわしい安定した乗り心地と静寂性を実現した走行性能などがあります。更には、広い車内空間も特徴であり、148Lの大容量ラゲージスペースで多くの荷物をストレスなく収納出来ます。
グレードは、通常のガソリンモデルに加えて、ハイブリッドモデルがありますが、特にハイブリッドモデルがリセールバリューが高くなっています。ちなみに、サンルーフ・後ろの席向けのモニターなどのオプションは、モデルに関係なくリセールバリューが上がりますので、このオプションをつけているヴェルファイアを持っていたら、査定は強気で行きましょう。
栄えある、ミニバンリセールバリューランキングで1位に輝いたのは、トヨタの高級ミニバンの代表格「アルファード」です。
アルファードが発売されるまでの間、長くトヨタの代表的ミニバンとして君臨していた「グランドハイエース」「グランビア」に続く車種として、2002年に発売が開始されました。また、同じミニバン市場で人気のある日産「エルグランド」と比較される事も多く、発売日をエルグランドと同じ日に設定した事も、当時の話題となりました。
現在では、2015年に発売された3代目が最新モデルです。最新モデルは、大型フロントグリルで見る人に圧倒的な存在感を与え、リアランプ部分では特徴あるU字型を採用したり、個性溢れるミニバンとして人気を博しています。走行性能や安全性能もぬかりなく装備されており、姉妹車の「ヴェルファイア」と同じダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用し、ゆったりかつ安定した乗り心地、ミリ波レーダーにて危険を察知して、衝突被害を軽減するプリクラッシュセーフティシステムを搭載しています。
リセールバリューが高いモデルについても、ヴェルファイアと同様にハイブリッドモデルであり、サンルーフなどのオプション搭載車なら、更にリセールバリューが上がりますので、購入する段階で取り付けておいた方がオススメです。