長く乗った愛車を売却する時には、「1円でも高く買い取ってもらいたい」と願っている方は多くいます。
しかし、自分では丁寧に乗って大事に使っていたと思っていても、査定のプロが見たら「この状態なら査定額は低いな・・・」と査定される事も多くあります。
では、査定業者は、どのポイントを見て愛車を査定しているのでしょうか?
そこで今回は、「高く売れない車の5つの特徴」と題して、実際に売却を体験した方の話を交えながらご紹介します。
愛車を査定に出す前に、ポイントを知っていたら高額査定も可能ですよ!
年式や装備など、査定に欠かせないポイント以外にも、査定に出す前にやっておくべき事は「洗車・掃除」です。
一見、査定とは関係ない様に感じますが、実は買取業者の担当者は、真っ先に「車の清掃が行き届いているかどうか」をチェックします。
その理由は、大事に乗ってきた愛車であれば、外装はもちろん内装やタイヤの汚れまで綺麗であるとの基準を持っています。
その為、洗車や掃除が行き届いている車は、高額査定に繋がっています。
また、洗車や掃除をする時には、外装と内装を隅々まで綺麗にする事もポイントです。
日頃はなかなか掃除をしないボンネットの中を始め、シートや床、窓の内側やトランクルーム、意外に忘れがちな天井なども掃除しておく事が必要です。
更には、車検証などが入っているダッシュボードの中も綺麗にしておくと安心です。
ちなみに、査定をする担当者は、車の下部も入念にチェックしますので、足回りも含めた下部の掃除も行っておく事がポイントです。
運転中についた擦り傷や、駐車をする時にブロッグ塀にぶつけて付いてしまった凹みなどは、板金工場へ修理を出す大きい程で無ければ、基本的にはそのまま査定に出しても問題ありません。
修理代金が査定額より高くなる可能性もありますし、買取業者によってはキズや凹みがあっても査定額には影響が無い業者もあります。
また、市販の研磨剤などで消せそうな小さい傷は、査定の前に消しておくと安心です。
ただ、車の塗装が大きく剥がれたり錆びたりしているケースは査定額が減額になる可能性もありますが、小さい塗装の剥がれや錆びなどは、市販されている塗装剤などで治せるので、査定の前に直しておくと安心でしょう。
愛車を購入した時などに、純正品パーツを取り外して、自分が購入したパーツを取り付けたりする方も多いと思います。
しかし、買取業者は「純正品が付いていて状態が良い車」を欲しがっています。
理由は、買い取った車はオークションに出されたり、買い取った業者が展示場などで販売しますが、純正品がある車を購入したいユーザーが多いからです。
その為、カーナビゲーションやアルミホイールなどは査定する前に外して、純正品を取り付ける事がポイントとなります
ちなみに、後で取り付けたパーツをそのままにしていた場合の査定額は、そのパーツを買取業者側が査定した金額を引いた上で、査定を提示するので査定額が下がる事が大半です。
愛車の売却時には、売却するにあたって必要な書類も何点か存在です。
まず必要なのは「自動車検査証(車検証)」で、この書類には製造年式や寸法、型式などが記載されています。
いわば「愛車の身分証明書」と言っても良いでしょう。
自賠責保険は、車を購入すると任意保険と同じく、必ず加入しないといけない強制保険です。
ちなみに、車検証と自賠責保険証書は、ダッシュボードにセットで保管している方も多いと思いますが、査定の前には確認しておくと安心です。
その他には、「自賠責保険証書」「自動車リサイクル券」、「自動車税の納税証明書」や「印鑑証明」なども必要です。
どの書類が必要かは、査定を受ける業者へ事前に確認しておいても良いでしょう。
査定をしてもらう時には、査定に来た担当者が内装や外装、装備品などをしっかりとチェックします。
そのチェックしている時に、担当者から「この車は事故や修理をしましたか?」と聞かれます。
その時に実際に事故や修理の経験があるのに、「ありません」と言わない事がポイントです。
何故なら、少しの傷や凹みはもちろん、修理の跡も査定の担当者は見逃しません。
実際に、「少しの修復歴があり、ほんの少しだから黙っていたら担当者が見抜いて、その結果査定額が若干下がった」と話すユーザーもいました。
ちなみに、査定をする担当者は「中古自動車査定士」と言う民間資格を持っており、ペンライトなどのツールを使って隅々までチェックしますので、少しの修復も見逃しません。
その為、少しの事故や修復歴も担当者に伝えましょう。