突然ですが、「愛車を売却した経験」はありますか?
車を購入してから色んな場所へ出掛けたり、かけがえの無い人とのドライブや家族との旅行など・・・
愛車には色んな思い出が詰まっていると思います。
そこで今回は、何故「車の一括査定サービスでの業者間の査定額の差」がつくかについて経験談に基づいてご紹介します。
筆者の実体験や、買い取り業者から直接聞いた内部事情など、これから車の一括査定サービスを利用して愛車の売却を検討中の方にとって参考にしていただければと思います。
実は筆者も先日、約5年ほど乗った愛車(フィアット500)を売却しました。
その時に利用したのが「車の一括査定サービス」です。
この一括査定サービスというのは、その名の通り複数業者への見積依頼が一括で出来るサービスの事です。(身近な所でいえば引越料金見積りサービスがイメージしやすいかと思います。)
実際に筆者がサービスを利用した時には、合計で4社の買取業者が査定に来てくれたのですが、4社とも査定金額には差が出ていました。
最終的にはそのうちの1社へ愛車を売却したのですが、その時に買い取ってくれた業者の方へ「同じ車なのに買取査定金額に差がでるのは何故?」と質問をしてみました。
すると業者の方は「業者によって買取りたい車種が違うから査定金額に差が出る」と教えていただきました。
ちなみに、筆者のフィアット500を買い取った業者は輸入車の買取りに力を入れており、国産車の買取りにはあまり積極的では無いそうです。
一括査定サービスを利用しないと聞けなかった裏事情も知る事が出来て良い経験をしました。
また、自動車買取業者は、1年のうちに何度か「キャンペーン」を開催します。
例を挙げると、3月や9月の決算期や7月や12月のボーナス時期など、開催時期は業者によって異なりますが、大半の業者はこれらの時期にキャンペーンを開催しています。
気になるキャンペーンの中身は、キャンペーン期間中に一括査定サービスを利用して車の査定や成約をすると、高級品がプレゼントされたり、ある業者は通常の査定金額の10%を上乗せしてくるなど様々です。
これらのキャンペーンを開催する理由ですが、決算時期であれば、「課せられたノルマ」を達成させる為であったり、取り扱いを得意にしている車種を多く揃えたい為などが挙げられます。
ちなみに、これらのキャンペーンは期間限定のケースが大半なので、一括査定サービスを利用する前に、査定に来る業者の公式ホームページなどを確認しておくと、査定時に「キャンペーン開催しているのを拝見したので査定額も勉強して欲しい。」といった交渉も出来る可能性もありますので事前のチェックをしても損はないと思います。
先程は、一括査定サービスに参加する業者が独自で開催するキャンペーンによって査定額に変化があるとご紹介しました。
実は、キャンペーン以外にも査定額に違いが出てくる事があります。
それは「業者が取り扱う車の在庫台数」です。
買取業者の多くは自社で展示場を持っており、ユーザーから買い取った車を展示車として販売していますが、人気車種の場合は買い取って直ぐに買い手が付き、売れてしまう車種も多くあるようです。
一例を挙げると、トヨタが製造・販売している「ランドクルーザープラド」などは、丈夫な車種で砂漠の中でも機敏に動く事が出来る為、アフリカや中東での需要が高くなっています。
その為、事故をしたり、故障などで動かなくなった不動車でも高値で買取されているのが現状です。
その他にも、日本では低人気でも海外では高需要な車種もあり、業者によっては在庫を確保する為に、年式や動作に多少の問題があっても買い取る実績があります。
ちなみに、買取業者の中には、不動車や事故車、トラックやキャンピングカーなどを専門的に買い取る業者もありますので、「もう動かないから廃車しかないな」と決める前に、まずは一括査定サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
実際に一括査定サービスを利用すると、申し込んだユーザーの住所に近いエリアに存在する業者から査定申し込みの連絡が届きます。
実は「同じ車種でも地域によって査定金額が違う」ケースもあるそうです。
例としては、農業などに使う軽トラックは、農業や漁業が盛んな地域では需要が高く高額査定が期待出来るそうです。
また、東京などの都心部では、小回りが効く維持費の安い軽自動車の需要が高く、多少の低年式でも高額査定を提示される事もあります。
通常の査定や下取りではこのような地域によって査定額も変わるという事までは説明もされないかと思いますので参考にしてみては如何でしょうか?
幾つか「車の一括査定サービスを利用した際の査定額の差」についてご紹介しましたが、一括査定サービスを利用する事で複数の業者を通じて色々な情報を収集しつつ高額査定を獲得できるサービスです。
少し手間はかかりますがその分のリターンも大きいと思います。
最終的に売るか売らないかはあなたの判断ですが、利用する価値やメリットは大いにあるサービスであったと経験を通じて実感しています。