コンパクトカーの歴史を変えたと言われているのがトヨタ ヴィッツです。
日本国外では「ヤリス」という名称で販売されているなど、国際的な人気を集めているモデルです。
新型ヴィッツの価格は、ガソリン車で118?195万円、ハイブリッド車で181?223万円となっており、トヨタのコンパクトカーとしては最廉価に近いものとなっています。
実際、軽に近いサイズのパッソの方が2万円程安いのですが、ほとんど変わらないレベルと言えるでしょう。
ヴィッツの登場は1999年。スターレットの後継モデルでした。
当時、日本国内におけるコンパクトカーはとにかく安さが求められていました。安ければ良い。それがコンパクトカーのアイデンティティだったのですが、ヴィッツは品質、安全性能、環境性など、コンパクトカーに一般的な乗用車と同じ性質を付与したのです。
日本の自動車の歴史を振り返った時、コンパクトカーの歴史に名前を刻んだ車としてヴィッツが挙げられるのは間違いないでしょう。
その後、2005年、2010年とフルモデルチェンジが行われ、2017年3月現在、3代目モデルが現行モデルとなっています。
ヴィッツは車体価格の安さが売りでした。
例えば最廉価グレードであれば1,181,520円。同サイズのアクアの最廉価グレードが1,761,982円なのでおよそ60万円程安いのです。
ですがそれでも近年はアクアの方が好調な販売台数を記録していました。その理由は燃費数値です。
経済性を求める我が国の自動車ユーザーにとって、37.0km/Lのアクアと21.6km/Lのヴィッツとでは、車体の価格差があれどアクアの方が「魅力的」と映ったのです。
そこでついにヴィッツにもハイブリッドモデルが投入されることになりました。
2017年1月、マイナーチェンジのタイミングでハイブリッドモデルが追加されました。
ヴィッツのハイブリッドは34.4km/L。車体価格は最廉価で1,819,800円。車体価格はアクアよりも高く、燃費も及びませんが、ヴィッツは海外では走りに定評のあるコンパクトカーとしても知られているだけに、経済性のアクア、走りを楽しむヴィッツと一応は棲み分けているのでしょう。
ヴィッツの購入の際、値引きを狙うのであればまだまだ値引きはガードが堅いです。
参考:http://kakaku.com/kuruma/nebiki/70100110016/
5ナンバーの低燃費コンパクトカー。そして走りも楽しめる。このライバルはホンダのフィットかマツダのデミオです。
特にマツダのデミオはディーゼルエンジンでコンパクトカーとは思えない走りを楽しめますので、「デミオの走りと迷っている」というスタンスで上手く交渉してみると良いでしょう。
但し、まだまだ登場間もないので過度な値引き交渉は打ち切りのリスクもあります。車体価格が無理だと思ったらオプションに方向転換するなど、柔軟な交渉を行いましょう。
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