自動車は現代において、様々な形で利用されるようになっています。人やモノが動く事業では必ず利用されるようになっていますし、私生活においても活用の幅は非常に広いでしょう。
しかし自動車は購入するとなるとまとまった資金が必要になります。景気が良い時には多くの人が自動車を購入できますが、昨今の長引く不況の中では、「借りる」という方法で活用する人が増えてきました。
自動車を借りる方法として古くから存在しているのが「レンタカー」という方式です。レンタカーでは業者が指定するプラン、例えば「6時間以内」や「24時間以内」と言ったような時間貸しなどで自動車を借りることができます。
この方式のメリットは何よりも「必要な時にだけ利用することができる」ということです。例えば家具や自転車といったような持ち運びに手間がかかる商品の買い物に行きたいが自家用車が無いというような場合には、レンタカーでバンや軽トラックを借りることで問題に対処することができます。
また短距離の引越しをする場合などは業者に依頼するよりも、軽トラックを借りて作業を家族や友人で行う方が安くつきますから、引越しにかかる費用を抑えたいという理由で利用する人もいます。
その反面デメリットとなるのが「長期間利用しようとすると高くつく」ということでした。
旅行で使用するために数日間借りるという場合であれば不可能ではありませんが、数カ月や一年と言うような単位で契約更新を続けていくとかなりの費用がかかってきます。
そうした問題は長らく「仕方のないこと」とされていましたが、近年になって新しい借り方というものが生まれました。それが「ワンコインリース」という方式です。
リースとは所有者が代価を設定したうえで、所有物を一時的に貸し出すというものですが、ワンコインリースでは一般的に「1日500円」というような価格設定をし、半年や一年というような期間で自動車を貸し出しているのです。
この方式のメリットとなるのは言うまでもなく「長期間利用したい場合でも負担が軽い」ということです。例えば365日、つまり1年という期間自動車を借りたいというような場合、レンタカーを利用すると非常に高額な費用がかかりますし、そもそも対応してもらえないことが多いでしょう。
しかしワンコインリースではもともと長期間の貸し出しを想定しているわけですから、貸出を受け付けてもらえる可能性が非常に高いうえ、500円×365日=182500円と、自動車を新たに購入するよりははるかに低い負担で済むということになるのです。
デメリットとしては期間途中での解約ができないことが多いため、突然不要になったと言う場合には違約金を支払わなくてはならないということなどが挙げられますが、メリットは非常に大きいといえます。
限られた資源を有効活用するためにも、自身のニーズに応じた利用法を選択するようにしましょう。