自動車は非常に便利な存在であり、免許を取ったというような場合には多くの人が欲しがるものとなりました。しかし新品で購入しようとすると数百万円以上の負担がのしかかることとなるのも事実です。
昨今では不況が長引いているため新車購入をしたいという人が減少していますが、そうした状況で盛んになったのが「新車に頼らない入手法」というものです。
この入手法の代表的なものとしては古くから「中古車購入」がありましたが、最近では「カーリース」という方式も利用されるようになってきました。
ではこの二つの方法の違いと、注意点はどういったものになるのでしょうか。
まず中古車購入という方式ですが、これは中古商品として販売されている自動車を購入し、自身のものとする方法です。売買契約が締結した後なのであればそれは自分の所有物と言うことになるのですから、法律に違反しない範囲内で好きに利用することができます。
改造をすることもできますし、法律に違反していないのであればどれだけ乱暴に使用しても問題はありません。格安で販売されているものを選んだのであれば新車を購入する際に必要な費用の半額以下で購入することも可能です。
現代では日本中で販売業者が営業を行っていますから、望むのであればすぐにでも購入を検討することが可能というメリットがあります。
その反面注意点として考えておきたいのが悪徳業者のリスクです。こうした事業は自由に行うことができますから、中には利益のみを目的とした悪徳業者がいることもあります。
慎重に契約をしなかったのであれば、あと後になって大きなトラブルが引き起こされることもあるのです。
対してカーリースとはどういった方式なのかと言うと、これは自動車メーカーのディーラーなどと契約し、新車を一時的に借りうけるという形になります。新車を借りるわけですから中古商品よりも遥かに品質が高く、安定した性能を発揮してくれます。
契約の際には様々な方式がありますが、一般的には新車を購入するよりも負担は軽くなるでしょう。
しかし注意しなくてはならないのが、カーリースはあくまでも「借りるだけ」ということです。もちろんある程度自由に利用する権利はありますが、所有権はディーラーにあります。
そのため改造をしてしまった場合にはリース期間が満了した際に「買取」という形で負担することを求められることがあり得ますし、交通事故などで著しく価値を落としたのであれば、違約金などを支払う義務が生じることもあります。
メーカーのディーラーなどと契約すれば悪徳業者と契約するリスクがほとんどないということは魅力ですが、より自由に自動車を利用したいというような場合には、カーリース以外の方法を選択した方がよいでしょう。
それぞれの方法によって異なるメリットと注意点がありますから、自分にとってどちらの方法が良いのかということをしっかり吟味しましょう。