最近では様々な安全機能が付属している車が多くなってきました。運転する上で一番避けなければいけないのが事故です。事故はちょっとした不注意であったとしても被害者の人生と加害者の人生を狂わせ、大変大きな犠牲を伴うことが多いです。
そういった事故を未然に防ぐために衝突防止機能などの安全機能がついています。
衝突防止機能というのは、間違ってアクセルとブレーキを踏み間違えたりしたときも誤操作を検知してくれるシステムです。うっかりミスで人や物にぶつかってしまうのを防いでくれますので、安心です。
渋滞中の追突事故や、よそ見運転による接触事故などを未然に防ぐサポートをしてくれます。
そして2つ目の機能がパーキング・アシストです。これは女性で苦手としている方が多い車庫入れや縦列駐車を自動操舵でサポートしてくれるシステムです。
縦列駐車は難しいですし、駐車場でなかなかスムーズに駐車出来ずに周りに迷惑をかけてしまうということの多かった方には心強い味方ですし、駐車場が苦手で出かけられなかった方にとっては大変助かるシステムですが、障害物を回避する機能はついていませんので安全確認は自分できちんと行う必要があります。
そして3つ目の機能がVCS(車両安定システム)です。この機能はカーブなどで曲がる際や急ブレーキを踏んだ際に、横滑りするのを防いでくれるため、ハンドルを取られるリスクが軽減されます。タイヤが滑りやすい雨の日の運転や雪の日の運転に、そして高速道路での運転時にこの機能があると安心です。
このように自身でのちょっとした操作ミスや車の思いもよらない動きというのは、大変な事態を招くことも少なくないので、こういった安全装置がついていることはとても頼もしいことです。
ただ、この機能に完全に頼ってしまうのは良くありません。すべての安全装置は万が一の事態に備えた予備的な機能にすぎませんので、運転する人が安全機能に最初から頼るというのはとても危険です。
安心してしまうのではなく、まず細心の注意を払って運転し、あくまでも万が一の時に助けてくれる機能として考える必要があります。一番大切なのは規則を守った安全運転であり、そのうえにこういったハイテクな装置によって安全が守られるということです。