自動車というのは一歩間違えれば凶器にも変わってしまうものだけに、日頃から整備点検を欠かすことが出来ません。
整備に対する知識がなくても、自動車の状態を把握しておくことは出来るだけに、常に状態には気をかけて異常を感じた場合はすぐに整備工場に持ち込むことで、重大な事故を避ける事ができるのです。
自動車の不調というのは乗っている本人が一番良くわかるだけに、普段から気をつけていれば致命的なトラブルに巻き込まれるという可能性を極限まで抑えることができます。
しかし、中にはどれだけ気を配っていても回避することができない、トラブルにパンクがあります。この状態になってしまうと、いくら燃料が満タンであろうとも、走行することができなくなってしまうため、路上で立ち往生してしまうことになってしまいます。
走行できなくなるトラブルとしては、ガス欠に並んで多いタイヤのトラブルですが出先で誰の助けも呼ぶことができないとなった場合、自力で交換修理をする必要があります。
雪国などで暮らしている人であれば、季節の変わり目にタイヤを交換した経験のあるという人も多いでしょうが、それ以外の地域ではあまりタイヤを替える機会もないため、自らタイヤを替えたことがないという人も多いのではないでしょうか。
タイヤに穴が開いてしまった場合、まずすべきことは周囲の車に注意をして、路肩など安全な場所に止めることです。空き地などがありそのような場所があれば、ひとまずそこに退避をさせます。
そして、足場が安定していることを確認しジャッキなどをひと通り用意をしてから、交換を開始するようにしましょう。
まずはジャッキアップをする前に、穴の空いたタイヤのナットをゆるめておきましょう。ジャッキアップしてからでは、タイヤが空転してしまい外すことが出来ません。
上手くタイヤを外すことができたら、それを車体の下に入れてウマ代わりにすると何かのはずみで、ジャッキが外れてしまった時に大きな事故につながるのを防ぐことができます。替えのタイヤを外した場所に取り付け、軽くナットを締めておきましょう。
ジャッキアップしたままでは、強く締めることができませんがナットを付けずに下ろすのも危険であるため軽くでいいから締めておく必要があります。ジャッキをおろした後は今度はレンチでしっかりと、対角線上にナットを締めて交換は終了になります。
交換したタイヤが緊急タイヤであった場合、そのまま使用するのは危険ですのでできるだけ早くガソリンスタンドなどで新しいタイヤに替えてもらうと良いでしょう。